卵胞刺激ホルモン(FSH)の役割は何ですか?

卵巣を刺激し卵胞の成長を促す

卵胞刺激ホルモン(FSH)は、卵胞を成長させる為に必要なホルモンです。

何となく、LHは、アルファベットの略称が呼びやすいですが、FSHというのはいまいちイメージが浮かびにくい呼び名なので、卵胞刺激ホルモンとこのページでは書かせて貰います。

卵胞刺激ホルモンは、LH(黄体形成ホルモン)と同じく、脳下垂体前葉の性腺刺激ホルモン生産細胞で合成・分泌されるホルモンです。

月経が始まると、卵胞刺激ホルモンの分泌量が増え、それが子宮の卵巣を刺激する事で卵胞が成長していくのですが、この時に成長する卵胞は一つではなく複数です。

一つが選ばれると書かれているのを見かける事もありますが、もう少し正確に表現すると、およそ20個程度の卵胞が成長し始め、その中から成長の著しい卵胞が一つだけ選ばれるという感じです。

また、卵子の元となる細胞の数は、成長に連れて増えるなんて事はありません。

生まれる前に出来た段階で数がピークとなり、そこから次第に減っていくので、毎月育っている卵子(卵胞)というのは、生まれる前から体の中で眠っていた細胞が成長したものなのです。

その数は、胎児の頃が一番多く、ピーク時では700万個程と言われています。

そこから成長につれて消滅していき、赤ちゃんとして生まれる頃には、200万個程度まで減少してしまうのです。

こうして成長に伴い次第に数を減らしながら、残った卵胞の中から、毎月5~20個ほどが卵胞刺激ホルモンの影響で成長を開始し、その中で一番育ちの良かった卵胞が主席卵胞となり排卵期に卵子を排出するのです。

このように、既に次の子孫を残す為の準備が生まれてくる前に行われているというのは、生命の神秘を感じる気がします。

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