プロゲステロンとLHの違い

排卵後の黄体が分泌するのがプロゲステロン

LHサージが排卵日を特定する上で重要ですが、LH(黄体形成ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)は、ちょっと名前が似ていてややこしいですよね・・・。

なので、違いから触れておきます。

  • プロゲステロン(黄体ホルモン):黄体(元は卵胞)という組織が分泌するホルモン
  • LH(黄体形成ホルモン):排卵に直接関わるホルモン

プロゲステロンは、常にある程度の濃度が保たれているのですが、排卵の直後から急激に分泌量が増えます。これは、排卵前までは、”卵胞”という名前だった組織が排卵を終えると”黄体”という名前に変わり、このホルモンを分泌するからです。

黄体は、受精卵ができた時に備えてプロゲステロンの分泌を続け、子宮内膜を厚くして着床しやすくするなど、妊娠の為の準備に欠かせない役割があります。

一方、その前段階である排卵に直接関わっているのがLHです。

LHは、日本語では黄体形成ホルモンという名前なので、一見すると排卵を促すというイメージが落ちにくい感じがありますが、卵胞を黄体に変化させるということは、その過程で排卵が行われます。

このような繋がりで考えれば、理解しやすいのではないでしょうか。

これが、排卵に直接関係しているので、排卵日を特定するには、LH濃度の変化を確認する事になり、その方法として排卵検査薬は存在するのです。

もう一つ、注意しておきたいのは、LH濃度のピークが排卵した瞬間ではなく、LHピークから10時間~12時間後に排卵が起こるとされています。また、排卵に向けてLHの濃度が高くなるLHサージが開始されてからで考えると、1日から一日半ほどが排卵のタイミングに当たります。

卵胞が成長してくると卵胞ホルモンの分泌量が増えていきます。
これが、ある程度の濃度になると「卵子を出すの準備ができましたよ」という事なので、脳の視床下部は「卵子を出す刺激を開始しますよ」となります。

これがきっかけで、卵胞から卵子が飛び出し、残った卵胞が黄体に変化するので、黄体形成ホルモンという名前になっているんだなという事がわかりますね。

排卵日特定には、直接関係の無い黄体ホルモンですが、その後の役割の重要性を考える上でも、ちゃんと覚えておきたいものです。

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