LH(黄体形成ホルモン)とはどういうもの?

卵胞を黄体へと成長させる性腺刺激ホルモンの一つ

排卵検査薬を使う上で重要なLH(黄体形成ホルモン)ですが、これは、どういうものなのでしょうか?

LHは、英語で「Luteinizing hormone」と書きますが、脳下垂体前葉の性腺刺激ホルモン産生細胞から生産される性腺刺激ホルモンの一つです。

まず、性腺刺激ホルモンとは、男女それぞれの生殖腺の働きを調整するホルモンの総称で、女性の場合は、その一つであるLHが卵胞を成長させて排卵を促す役割を担っています。

簡単な仕組みは、LHの血中濃度が上がる事により卵胞の成長が促進され、その濃度がピークを迎えてから10時間~12時間程度で排卵を迎えるというものです。

ただ時間が経過すればLHの濃度が次第に上がるというものではなく、卵胞が成熟するに連れて卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌量が増え、その量が十分になったタイミングで視床下部が脳下垂体に指令を出して、LHを分泌するという流れがあります。

このように、卵胞の成長を知る為の仕組みが有ってこそのLHの分泌なので、どちらも重要性は等しいと言えるのではないでしょうか。

卵胞も自らの意思で自然と成長していくわけではなく、LHと同じく脳下垂体前葉の性腺刺激ホルモン産生細胞からFSH(卵胞刺激ホルモン)の影響を受けて次第に成長します。

順序を正すと以下のようになります。

  1. 脳下垂体から卵胞刺激ホルモン(FSH)が分泌される
  2. 卵胞刺激ホルモンの影響で卵胞が成長を始める
  3. 卵胞が成長し卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌が増える
  4. 卵胞ホルモンの分泌が増えた事を視床下部が検知
  5. 分泌量が十分になったら視床下部にLHの分泌を促す指令を出す
  6. LHの血中濃度が上がり、排卵が促される

このように、排卵に関わるホルモンは、それぞれの役割を順序立てて確認していけば、特に難しくは無いと思います。

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