卵子と精子の寿命は長い?短い?

卵子の受精可能時間は実質6~8時間

■卵子と精子の寿命、受精可能時間

組織名 寿命時間 受精可能時間
卵子 24時間 6~8時間
精子 3~5日 3~5日

卵子の寿命は、24時間、つまり、1日程度と言われていました。

最近の研究では、実質の受精が可能とされる時間は、その3分の1程度。つまり、8時間くらいしか無いと言われてます。

これだけ短いと、タイミングが重要な理由も納得できます。また、1度の排卵で受精する確率は、およそ20%ほどとも言われています。

精子は、膣内では、少なくても2~3日程度の寿命があり、最長では、1週間程度生き残る事もあるそうです。

しかし、放出されて間もなく、全体の99%は死んでしまうそうです。

卵子の受精可能時間である8時間程度という限られた時間に合わせて、前もって精子が卵管膨大部で待機しておかなくてはなりません。

このタイミングを計り元気な精子を送り込みたいと考えている場合は、そこまで気にする必要はありません。精子は、毎日新しく作られていて、その濃度も質も毎日出しても変わらないそうです。

なので、惜しんで溜めておくよりも、排卵日が近くなったらセックスの回数を増やした方が受精確率は高まると言えます。

精子の健康状態も重要な要素

妊娠できない理由は、卵子だけでなく、精子の健康状態も十分に関わっています。精子の健康状態を確認するため精液検査をすれば、精子量や元気な状態かを把握する事が出来ます。

病院で精液検査う場合、通常5日間の禁欲後に行い、マスターベーションにより取り出した精子を検査します。この精子は、自宅で行ったものを病院へ持って行くのも問題ありません。

この時、コンドームは使用してはいけません。

理由は、ゴムには精子を死滅させる薬剤が使われている場合がある為です。

精液検査により、精子の濃度、運動率、正常な形である割合、生存している割合、または、白血球の数を把握する事が出来ます。なお、WHOの提唱する正常量は、以下の通りとなっています。

項目 必要条件
精子濃度 1mlあたり2,000万個以上であること
精子の運度率 動いている割合が50%異常であり、高速で直進する精子が25%以上
精子の形態 正常形態の精子割合が30%以上
生存率 生存している精子の割合が70%以上

また、炎症があると白血球の数が増えるので、白血球数が1mlあたり100万個未満である必要もあります。

これらの条件に満たなければ、以下のような症状である可能性もあります。

症状名 状態
乏精子症(ぼうせいししょう) 精子濃度が2000万/ml以下の状態
無精子症 精液中に精子がまったく存在しない
精子無力症 前進できる精子が50%に満たない
精子奇形症 正常形態の精子が全体の15%以下

これらの状態に当てはまるほど、妊娠できない原因である可能性が高くなります。

また、精液検査における注意点として精子は低温に弱い為、射精後は速やかに検査しなければ、本来の状態を確認することが難しくなります。なので、出来るなら自宅でそのまま自分でチェックできる方が望ましいのです。

精液検査を検討しているものの病院に持っていくのが恥ずかしい場合、家庭用精液検査キットという方法もあります。

その他の記事

MENU