月経周期とホルモンの働き

月経周期とは

月経周期とは、月経開始日から次の月経の前日までの日数のことをいいます。

一般的に正常な月経周期は28日と示されることが多いものの、「25~38日」であれば正常とされています。

月経周期は女性ホルモンと性腺刺激ホルモンの相互作用によって調節されていて、卵胞期、排卵期、黄体期の3つのフェーズに分けられます。

■女性ホルモンのピーク

エストロゲン(卵胞ホルモン)は卵胞期の後半にピークを迎えます。

一方のプロゲステロン(黄体ホルモン)はゆるやかに変化し、黄体期の半ばにピークを迎えます。

■基礎体温の変化

基礎体温は卵胞期は「36.5℃」付近を推移し、排卵直前に最低体温に達します。黄体期には高温期に入り体温は「37.0℃」付近となります。

月経周期は、卵胞期の最初の頃に月経が来て、卵胞期と黄体期の切り替わる14日目あたりに排卵を迎えます。

再び黄体期と卵胞期が切り替わる28日目あたりに再び月経が来ます。

月経周期は成人女性特有のものであり、正常な月経周期を有する女性は健康な状態であることを示します。

月経開始から排卵までの流れ

■月経開始(3~7日継続)

前回の排卵で妊娠しなかった場合、子宮内膜が剥がれて排出されて、生理(月経)の始まります。

■卵胞期(およそ14日間)

卵胞期は、原始卵胞(卵子の元となる細胞)に対して、卵胞刺激ホルモンの影響により成長が促されます。

原始卵胞が成長し直径8mm程度になると、今度は、原始卵胞からエストロゲン(卵胞ホルモン)が分泌されるようになります。

■エストロゲン(卵胞ホルモン)とは

子宮内膜はエストロゲンの分泌のより厚さを増していきます。黄体期に入っても厚さは増していき、受精卵が着床し成長しやすい環境を整えます。

更に卵胞が直径8mmのおよそ2倍の直径15mm程度まで成長すると、その中の一つがその月に排卵される卵胞である「主席卵胞」となります。

このように、卵胞は、選ばれた1個だけが成長するのではなく、いくつかあるものの中から成長の良いものが選ばれるように仕組まれています。更に主席卵胞が直径およそ21mmまで成長したものを「成熟卵胞」と呼びます。

卵胞の成長に合わせて卵胞ホルモンの分泌量が増えます。

■排卵期

視床下部が卵胞ホルモンの濃度を検知し卵胞が十分に成長したことを察知すると、脳下垂体からLH(黄体形成ホルモン)の分泌量が増えて卵胞を刺激し、ピーク開始後10~12時間程で排卵が起こります。

月経の種類も様々あります

正常から少しずれたからといって、あまり神経質になる必要もありません。特に初経が始まってからの数年は、月経が安定しないことが多いと言われます。

冒頭の通り、正常範囲内の月経周期は、一般に25日~38日が目安です。

月経周期が39日以上は「稀発月経」となり、月経周期が24日以内の方は「頻発月経」と言います。周期が一定でない場合を「不整周期月経」と呼びます。

月経開始から3~7日間続くのは正常なのに対し、8日以上続く場合を「過長月経」と言い、月経が2日以内で終わる方は「過短月経」です。

経血の量は、量が多いときでも2時間に1回程度ナプキンを替えれば大丈夫な場合は正常です。

量が多くて、ナプキンが1時間もたない場合を「過多月経」と言い、量が少なく、ナプキンが不要な場合を「過少月経」と言います。

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