不妊に関わる症状にはどのようなものがある?

ホルモンバランスの乱れ

不妊原因の中で、女性の体に関係しているものは何があるのでしょうか?

排卵を誘発するには、LH(黄体形成ホルモン)の分泌量増加が必要不可欠です。

この他にも、卵胞の成長を促すFSH(卵胞刺激ホルモン)、卵胞の成長とともに分泌が増えるエストロゲン(卵胞ホルモン)がスムーズな分泌も関係しています。

しかし、これらのホルモンバランスが崩れて分泌のタイミングが合わなくなってしまったり、そもそも、十分なホルモン量に到達しなければ、排卵すら起こらないこともあるそうです。

こうした排卵障害が引き起こされることが、不妊を招く原因の一つとされています。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)による影響

不妊の原因と考えられる症状として、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)があります。月経サイクルと妊娠に影響を及ぼす症状の中でも最も多い疾患で、女性の10人に1人程度がこの症状を抱えているそうです。

海外の研究では、特に、肥満傾向の女性4人に1人がこの症状を抱えていると報告されています。

多嚢胞性卵巣症候群とは、成熟せず、排卵に至らない卵胞が卵巣の中で鎖のようにつながってしまう状態です。

本来、月経が始まると、およそ20個の卵胞が目覚めて成長し、その中で最も成長したものが主席卵胞となり卵子が排卵されます。

多嚢胞性卵巣症候群では、それぞれの成長が悪いことで排卵に至らず、中途半端な大きさの卵胞が溜まってしまう状態です。

子宮内膜症による影響

子宮内膜症も不妊に繋がる大きな原因の一つです。

子宮内膜症というのは本来は子宮の内側にある組織ですが、この組織が本来あるべきではない子宮以外のところに出来てしまうことがあるそうです。

しかし、本来の子宮内膜と同じようにホルモンの影響を受けて厚くなり、いずれ剥がれるという流れなのですが、この出来る場所が卵巣や卵管周辺に増えてしまうなどして、他の組織の機能を邪魔してしまうことで不妊が引き起こされるということのようです。

感染症による影響

この他にも不妊にかかる原因として、クラミジアや淋病などの感染症が関わっていることも有るそうです。

これらが万が一、卵管閉塞を引き起こしてしまうと、精子が卵管内に入ってくることができなくなってしまい、卵子を迎える場所である卵管膨大部までたどり着けなくなってしまいます。

こうした感染症は、健康であっても一時的に発症する場合があるので、どうにか出来るというのとはまた違うのかもしれませんが、日頃から免疫力が下がらないように、健康管理に気をつけるという意識は持っておきたいものです。

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